ラヴニカへの回帰ブロックと基本セット2014とタルキール覇王譚のローテションにより、メインで使っていたラクドスビートダウンが使えなくなりました。黒と赤の2色が出るアンタップインの土地(血の墓所)がなくなったこと、序盤での打点確保に役立っていた「とげの道化/Spike Jester」や回避能力に優れた「生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie」を失ったのは大きく、新プールでは同様の構成にしてもスピードにかけてしまう。
※そもそも、周囲の環境的に黒赤のビートダウン自体が劣勢ではあるものの。
さて、新環境ですが『氏族』としては《マルドゥ》一択のわたし。
最初のデッキは黒単ビートダウンとしました。
前の環境では、黒単・黒単派生系のデッキ(黒緑ミッドレンジ、黒白ミッドレンジ等)が多く、モーギスの匪賊の威嚇が聞かないマッチアップが多かったのですが、新しい環境ではひとまず前のように黒単がTier1ということはなさそう。かつ、クルフィックスの狩猟者を使った中速型のデッキが増えそうというところから、黒単。
黒は「血に染まりし勇者」を得て、1マナ2/1が3種類になり、とにかく軽い構成にしたスピード重視のデッキが組めるようになった。
全体除去も「至高の評決」→「対立の終結」と1マナ重くなったことで《打たれる前に倒す》の希望が増えた。
実際にイベントで周りを見渡してもタップインの多色ランドを使ったマルチカラーのデッキが多く、黒の採用割合も少ないためモーギスの匪賊と軽量クリーチャーによるビートダウンが効きそうである。
ただ、天敵も存在していて「赤単」で、サイド後の「炎の円/Circle of Flame」がどうしようもない。マストで張ってくるだろうから、思考囲いも間に合わないだろう。
尚、黒単は週末のイベントで結果を残しているわけではない。(そういう結果も見つけられていない)
多色化が進むなら、同じビートダウンでも黒と白の2色のほうが強そうではある。(現に結果を残している)
ひとまず、カードが足りないこともあり黒単を組んだので、これで半月くらいプレイしてみて、白を足し最終的にはマルドゥカラーまで調整していくつもり。
(黒赤のフェッチが全然ないので3色はまだ無理)
// Deck: Mono black (60)
// lands
22 《沼/Swamp》
// creatures
4 《血に染まりし勇者/Bloodsoaked Champion》
4 《節くれの傷皮持ち/Gnarled Scarhide》
4 《苛まれし英雄/Tormented Hero》
2 《脳蛆/Brain Maggot》
4 《悪意に満ちた蘇りし者/Spiteful Returned》
4 《モーギスの匪賊/Mogis’s Marauder》
4 《責め苦の伝令/Herald of Torment》
// spells
4 《思考囲い/Thoughtseize》
2 《凱旋の間/Hall of Triumph》
4 《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
1 《信者の沈黙/Silence the Believers》
1 《残忍な切断/Murderous Cut》
// sideboard
sb: 4 《ひどい荒廃/Crippling Blight》
sb: 2 《蔑み/Despise》
sb: 3 《胆汁病/Bile Blight》
sb: 4 《饗宴の主/Master of the Feast》
sb: 2 《死者の神、エレボス/Erebos, God of the Dead》